パーソナルジムは食事指導なしでも効果ある?運動だけでも通う意味をトレーナーが解説
更新日:6 日前
「パーソナルジムって食事管理もされるの?」 「毎日食べたものをLINEで送るのはちょっと嫌だな……」
「筋トレだけ教えてもらうのでは意味がない?」
パーソナルジムに興味はあるものの、食事まで細かく管理されることに抵抗を感じている方もいるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、
食事指導なしでパーソナルジムへ通っても意味はあります。
ただし、
「何をもって効果とするのか」
によって答えは変わります。
体重を大きく落としたいのか。
運動習慣をつけたいのか。
体力をつけたいのか。
筋トレを正しいフォームでできるようになりたいのか。
目的によって、食事指導の必要性も変わります。
今回は10年以上パーソナルトレーニングの現場に立ち、これまで約400人の身体づくりに関わってきたトレーナーの立場から、食事指導なしでもパーソナルジムへ通う意味があるのかを解説します。
食事指導なしでもパーソナルジムへ通う意味はある?

まず、
「あなたが求めている効果は何ですか?」
と聞かせてください。
もし、
「運動習慣をつけたい」
「今より身体を動かしやすくしたい」
「体力をつけたい」
「筋トレを覚えたい」
ということを効果と考えているなら、
私は大いに意味があると考えています。
実際に、運動不足だった方が筋トレを始め、2週間ほど経った頃から、
「身体が軽く感じる」
「以前より動きやすい」
と話してくださることがあります。
運動には、体重減少以外にもさまざまな意味があります。
定期的な身体活動は、筋肉や骨、日常生活で身体を動かす能力などにも良い影響が期待できます。
つまり、
体重計の数字だけが運動の効果ではありません。
「筋トレだけで痩せる?」なら話は少し変わる

一方、
「食生活はまったく変えず、筋トレだけで大幅に体重を落とせますか?」
という質問なら、話は変わります。
筋トレでもエネルギーは消費します。
ただし、その消費量は体重、運動強度、休憩時間、種目などによって大きく変わります。
CDC「アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention)」が示している70kg程度の人の目安では、一般的な軽いウェイトトレーニングは1時間あたり約220kcal、強度の高いウェイトトレーニングでは約440kcalとされています。
そのため、
「筋トレをしたから、好きなだけ食べても大丈夫」
とは言えません。
体重を減らすには、長期的には消費するエネルギーと摂取するエネルギーのバランスが関係します。
実際、CDCも体重減少には身体活動だけでなく、食事から摂取するエネルギーを調整することが重要だとしています。
だからこそ、
運動習慣をつけることが目的なのか。
体重を大きく落とすことが目的なのか。
ここを最初に分けて考えてほしいと思います。
「運動していれば好きに食べても大丈夫?」

これも、
「大丈夫とは、どんな状態ですか?」
と聞き返したくなる質問です。
たとえば、
これまでほとんど運動していなかった方が、食生活を大きく変えずに定期的な運動を始めれば、以前より活動によるエネルギー消費は増えます。
しかし、
「体脂肪をしっかり落としたい」
「見た目をもっと引き締めたい」
「数kg以上の減量を目指したい」
という明確な目標があるなら、運動だけでなく食生活にも目を向けた方が目標に近づきやすくなります。
期待している結果が大きいのに、行動がそこに見合っていなければ、
「頑張っているのに変わらない」
と感じる原因にもなります。
『筋トレしているのに体重が減らない』という場合は、トレーニングだけでなく食事や日常の活動量なども含めて、一度生活全体を確認してみることが大切です。パーソナルジムに通っているのに痩せない原因と、結果が出ないときに見直したいポイントはこちらの記事で詳しく解説しています。
私はダイエットを「ライフスタイルの再構築」だと考えている

私はダイエットを、
単純に体重を落とす作業ではなく、ライフスタイルを整え直すこと
だと考えています。
現在の身体は、一日でつくられたわけではありません。
これまで何を食べてきたのか。
どのくらい身体を動かしてきたのか。
どのくらい眠ってきたのか。
仕事では座っているのか、動いているのか。
そうした日々の積み重ねが現在の生活や身体につながっています。
だから身体を変えたいなら、
「今まで全部ダメだった」
と否定する必要はありません。
今までの生活の中から、
目的に合わなくなっている習慣を少しずつ整えていく。
私はこれがダイエットだと思っています。
身体はこれからの選択によっても変えていけます。
だからこそ大切なのは、
「変わるために、何か一つ選択を変えてみよう」
と思えることです。
食事指導を受けた方がいい人は?

食事指導の大きな価値は、
「自分の場合はどうすればいいのか」を相談できること
だと思います。
今はインターネットやSNSで、
「タンパク質を摂ろう」
「糖質を減らそう」
「玄米を食べよう」
「脂質を減らそう」
など、さまざまな情報が手に入ります。
しかし、その情報が正しくても、
今のあなたに必要な方法とは限りません。
LIVIVALでも、インターネットやSNSでさまざまな食事法を調べた結果、
「結局、自分は何を食べればいいのかわからない」
という状態になって相談に来られる方がいます。
実際、良いと思って特定の栄養素を必要以上に摂っていた方に、全体の食事バランスを見ながら量を調整する提案をしたこともあります。
また、食事量が少ない方の場合には、一般的に「健康的」とされる食品へ無理にこだわるのではなく、まず必要な食事量を確保しやすい方法を一緒に考えることもあります。
食事は、
「この食品を食べれば全員正解」
というほど単純ではありません。
だから、
「一度、自分に合った食事の考え方を身につけたい」
という方にとって、専門家から食事について学ぶことは、その後の生活にも活かせる知識になると思います。
※食事量が極端に少ない、摂食障害が疑われる、疾患・服薬等が関係する場合は、トレーナーだけで判断せず医師や管理栄養士など適切な専門家への相談が必要です。
LIVIVALでは食事も含めて身体づくりを考える

私が運営しているLIVIVALでは、トレーニングだけでなく食生活も身体づくりの重要な要素として考えています。
初回には食事のガイドラインをご説明し、希望される方には、その人の生活に合わせながら食事についても一緒に考えていきます。
目指しているのは、
「短期間だけ我慢して痩せること」
ではありません。
その人ができるだけ無理なく続けられる食生活をつくり、
身体が変わった後も続けられる方法を身につけること。
だからLIVIVALでは、運動と食事の両方から中長期的にサポートしています。
では、なぜ「ちょいパ」には細かい食事指導がないの?

理由はシンプルです。
ちょいパが、まず運動習慣を身につけることに重点を置いたサービスだからです。
ちょいパは1回25分。
短時間だからといって、
「適当に25分身体を動かして終わり」
ではありません。
正しいフォーム。
その人に合わせた負荷。
必要な休憩時間。
目的に合わせた種目。
こうしたトレーニングで大切な部分には時間を惜しまず、25分に凝縮する。
これがちょいパの考え方です。 ちょいパでは月2回・月4回・月8回から、自分の生活に合わせて通う頻度を選べます。詳しくは料金・プランページをご覧ください。
LIVIVALでは、運動と食生活まで含めて中長期的に身体づくりをサポートする。
ちょいパでは、まず運動を始めるハードルを下げ、筋トレを生活の中に取り入れてもらう。
どちらが優れているという話ではありません。
目的が違うから、サービスの設計も違うのです。
「食生活まで変えるのはまだ不安。でも運動は始めてみたい」
という方にとって、ちょいパは始めやすい選択肢でありたいと思っています。
では、実際に25分という短時間でもトレーニングする意味はあるのでしょうか。25分の筋トレで期待できることや、短時間でも効率よく身体を動かすポイントはこちらの記事で詳しく解説しています。
食事管理=鶏胸肉・ブロッコリーではない

「食事管理」と聞くと、
鶏胸肉。
ブロッコリー。
白米○g。
毎日同じ食事。
そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。
もちろん、競技としてボディメイクに取り組み、非常に低い体脂肪率を目指す場合には、一般的な健康づくりとは異なる厳密な栄養管理が必要になることがあります。
しかし、
健康的な体重になりたい。
少し引き締めたい。
年齢を重ねても元気でいたい。
という方まで、競技者と同じ食生活をする必要はありません。
私が目指したいゴールは、
好きなものも楽しみながら、自分に合った量で食事を終えられる生活です。
友人と食事へ行く。
旅行先で美味しいものを食べる。
誕生日にはケーキを食べる。
それでも普段の生活へ自然に戻れる。
そんな食生活を長く続けられることの方が、一般的な健康づくりでは重要だと考えています。
食事指導を受けないなら「手計法」からでもいい

「カロリー計算はしたくない」
「PFCバランスなんてわからない」
という方もいるでしょう。
そんな方に私が一つの入口として使うことがあるのが、
自分の手を使って食事量をイメージする方法です。
たとえば一食を考えるときに、
ご飯などの主食は拳ひとつ程度。
肉や魚などの主菜は手のひら程度。
野菜などの副菜は両手にのる程度。
と、自分の手を使って大まかな量を考えます。
もちろん、これは全員に当てはまる厳密な栄養基準ではありません。
必要な食事量は体格、年齢、活動量、目的などによって変わります。
ただ、
「今まで食事なんて考えたことがない」
という方が、
自分の食事を一度見直してみるための入口
としては使いやすい方法です。
最初から100点を目指す必要はありません。
今の食事を少しだけ整える。
それを続ける。
その積み重ねが生活を変えていきます。
そして、睡眠も忘れないでほしい

身体づくりは、
運動と食事だけで完結するものではありません。
睡眠も重要です。
昔から、
「寝る子は育つ」
と言います。
私はお客様に冗談を交えながら、
「寝る大人も身体を整えやすい」
と伝えたいところです。
実際、健康的な体重管理には、食事や身体活動だけでなく十分な睡眠も関係しています。
CDCも健康的な減量を支える生活習慣として、健康的な食事、定期的な身体活動、十分な睡眠、ストレス管理を挙げています。
「運動しているから睡眠時間を削っていい」
とは考えないでください。
身体を変えたいからこそ、生活全体を見ることが大切です。
「食事まで管理されたくないからパーソナルジムは嫌」という方へ

そんな方には、
まず運動だけでも始めてみませんか?
と私は伝えたいです。
食事と運動を、一度分けて考えてみてください。
いきなり、
運動する。
食事を変える。
睡眠を変える。
お酒をやめる。
間食をやめる。
全部を同時に始めなくてもいいと思います。
まず運動を始める。
続けているうちに、
「これならできるかも」
と思えたら、そのときに食事にも興味を持てばいい。
反対に、
「まず食生活を整えてみたい」
と思うなら、そこから始めてもいい。
私自身も、最初から運動と食事の両方を完璧に理解していたわけではありません。
私が筋トレを始めたきっかけはリハビリでした。
身体を動かすことにやりがいを感じ、何年もトレーニングを続ける中で、少しずつ食事と運 動のつながりについても学んできました。
だから、
最初から全部できなくてもいい。
と思っています。
「まず運動から始めてみたいけれど、何をすればいいかわからない」という方は、運動不足の方が最初に始めたい運動や、習慣化するための考え方も参考にしてみてください。
食事と運動、どちらが大切?

これもよく聞かれる質問です。
私の答えは、
「どちらにも、それぞれの大切な役割がある」
です。
体重管理には食事と身体活動の両方が関係します。
一方、運動には体重だけでは測れない健康上のメリットもあります。定期的な身体活動は筋肉や骨、睡眠、日常生活での身体機能などにも関係します。
つまり、
「食事を整えてからじゃないと筋トレは意味がない」
でもなければ、
「筋トレを始めないと食事を整えても意味がない」
でもありません。
大切なのは、
今のあなたは、どちらに興味がありますか?
ということです。
運動に興味があるなら、運動から。
食事に興味があるなら、食事から。
一歩進んだことで別のことにも興味が出てきたら、そのときまた次へ進めばいい。
最初からすべてを変える必要はありません。
まずは、興味のある一歩から

食事指導なしでパーソナルジムへ通っても意味はあります。
運動習慣をつくる。
筋トレのフォームを学ぶ。
身体を動かす時間を生活の中につくる。
体力をつける。
こうした目的なら、運動から始めることには十分な意味があります。
一方、大きな体重減少を目標にするのであれば、食生活にも目を向けることが重要になります。
だからこそ、
「食事か運動か」ではなく、「今の自分は何からなら始められるか」。
そこから考えてみてください。
食事からでもいい。
運動からでもいい。
両方からでもいい。
自分で選んだ一歩を積み重ねていけばいいのです。
「決断」という言葉には、
決めて、断つ
という文字が使われています。
何かを選ぶということは、同時に何かを選ばないことでもあります。
だからこそ、自分で決めた一歩には意味があります。
いつだって、今の自分が納得して選んだところから始めればいい。
その一歩が、これからのフィットネスライフにつながっていくことを願っています。 運動経験がほとんどなく、「自分がパーソナルジムへ行っても大丈夫?」と不安な方は、運動初心者がパーソナルジムを利用するメリットや、初めて通うときの不安についてこちらで解説しています。 食事指導を受けるかどうかも含め、まずは実際のサービスを知ってから考えても構いません。パーソナルジムの初回体験で行うことや、当日の流れはこちらの記事で詳しくご紹介しています。 ちょいパでは月2回・月4回・月8回から、自分の生活に合わせて通う頻度を選べます。詳しくは料金・プランページをご覧ください。



