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パーソナルジムで痩せないのはなぜ?結果が出ない原因と見直したいポイントをトレーナーが解説

6 日前
読了時間: 11分

「パーソナルジムに通い始めたのに、なかなか体重が減らない……」

「週2回も筋トレしているのに、どうして痩せないの?」

「もしかして、自分にはパーソナルジムが向いていない?」

頑張ってトレーニングしているのに体重が変わらなければ、不安になるのは当然です。

しかし、まずお伝えしたいのは、

「体重が減らない=パーソナルトレーニングに意味がない」ではありません。

そして、

「痩せない=あなたの努力が足りない」とも限りません。

大切なのは、

今の生活の中で、体重が減らない理由がどこにあるのかを一つずつ確認することです。

10年以上パーソナルトレーナーとして多くの方のダイエットをサポートしてきましたが、体重が動かないときに私が最初に行うのは、さらに厳しいトレーニングをすることでも、いきなり食事量を大幅に減らすことでもありません。

まずは、

「今の生活を記録してみましょう」

とお伝えします。

今回は、パーソナルジムに通っているのに痩せない理由と、結果が出ないときに確認したいポイントについて解説します。

パーソナルジムに通っているのに痩せないのはなぜ?

パーソナルジムに通っているのに痩せないのはなぜ?

体重を減らすという点だけで考えれば、基本となるのはエネルギー収支です。

食事などから摂取するエネルギーと、基礎代謝や日常生活、運動などで消費するエネルギー。

長期的に摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る状態が続けば、体重を減らすことは難しくなります。

ただし、人間の身体は単純な電卓ではありません。

体重管理には食事や身体活動だけでなく、睡眠、ストレス、年齢、薬剤、疾患などさまざまな要因が関係します。

そのため私は、

「痩せないなら、もっと食べる量を減らしてください」

と、いきなり決めつけることはしません。

まず、

「今、実際にどんな生活をしているのか?」

を確認するところから始めます。

最初にやってほしいのが「レコーディング」

最初にやってほしいのが「レコーディング」

昨日のお昼ご飯に何を食べたか、すぐに思い出せますか?

では、

一昨日の夕食。

そのとき飲んだもの。

仕事中につまんだお菓子。

コーヒーに入れた砂糖やミルク。

週末に飲んだお酒。

ここまで正確に思い出すのは、意外と難しいものです。

だから、

「そんなに食べていないはずなのに痩せない」

と思っていても、実際に記録してみると、今まで意識していなかった食事や飲み物が見えてくることがあります。

これは意志が弱いからではありません。

記憶だけで毎日の食生活を正確に把握するのが難しいからです。

だから私は、ダイエットを始める方に、

まず食べたもの・飲んだものを記録してみる

ことをおすすめしています。

完璧なカロリー計算から始めなくても構いません。

朝に何を食べた。

昼に何を食べた。

間食した。

夜にお酒を飲んだ。

まずは「見える状態」にする。

食事のセルフモニタリングは、行動変容を伴う減量支援でも広く用いられている方法です。

変える前に、まず知る。

これがダイエットのスタート地点です。

痩せないときは「できていないこと」を一緒に探す

痩せないときは「できていないこと」を一緒に探す

記録ができたら、次に生活全体を見ていきます。

例えば、

食事量はどうか。

揚げ物やお菓子、お酒などが増えていないか。

日常の活動量はどうか。

ウォーキングなどを追加できそうか。

水分は十分に取れているか。

睡眠時間を確保できているか。

ストレスが強くなっていないか。

大切なのは、

全部を明日から完璧にすることではありません。

「今できていることは何か?」

「できていないことは何か?」

「その中で、何なら今週から変えられそうか?」

を一緒に考えます。 例えば、

エレベーターを階段にする。

夕食後に少し歩く。

毎晩食べていたお菓子を週末だけにする。

お酒を飲まない日を作る。

睡眠時間を少し確保する。

小さなことでも構いません。

続けられる変化を積み重ねることの方が大切です。

週1〜2回筋トレしているのに痩せない理由

週1〜2回筋トレしているのに痩せない理由

「週2回パーソナルジムへ行っているから、痩せるはず」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、筋力トレーニングをしていても、それ以上にエネルギーを摂取していれば、体重が思うように減らないことはあります。

例えば、体重約70kgの人の場合、一般的な軽めのウェイトトレーニングで消費するエネルギーは1時間あたり約220kcal、強度が高い場合でも約440kcalがひとつの目安とされています。

もちろん実際の消費量は、体重やトレーニング内容、強度、休憩時間などによって変わります。

つまり、

筋トレをしたから、その分好きなだけ食べても必ず痩せる

というわけではありません。

だからこそ、体重を減らすことが目的なら、

運動と食事を別々に考えないこと

が大切です。 「パーソナルジムに通うなら、食事指導も受けないと意味がないの?」という方は、食事指導なしでもパーソナルジムに通う意味があるのか、こちらの記事で詳しく解説しています。

「筋トレしたから今日は食べてもいい」はダメ?

「筋トレしたから今日は食べてもいい」はダメ?

私は、必ずしもダメだとは思いません。

なぜなら、

「好きなものを楽しむために運動する」

というのも立派な目的だからです。

食事やお酒を楽しみながら、それでも身体を動かしたい。

健康のために運動したい。

それなら、その人にとって筋トレをする意味は十分にあります。

問題は、

「何を目的にしているのか?」

です。

もし一番の目標が、

「体重を落としたい」

なのであれば、運動したことを理由に食事量が大きく増えてしまうと、目標から遠ざかる可能性があります。

そんなときは、

「自分は何のために筋トレをしているのか?」

をもう一度確認してみてください。

筋トレは「消費カロリー」だけで考えない

筋トレは「消費カロリー」だけで考えない

だからといって、

「筋トレはあまりカロリーを消費しないなら、やらなくてもいい」

という話でもありません。

筋力トレーニングには、単純な消費カロリーだけでは測れない役割があります。

筋力を高める。

身体機能を維持・向上させる。

ボディラインを作る。

運動する習慣を作る。

そして私自身の指導経験でも、

「身体を動かすと気分転換になる」

「トレーニングした日は達成感がある」

と話される方は少なくありません。

体重を減らすためだけではなく、

その先にどんな身体と生活を作りたいのか。

そこまで含めて筋トレを考えることが大切です。 ダイエットや身体づくりを目的に週2回のトレーニングを検討している方は、週1回との違いや週2回通うメリットについてこちらの記事で詳しく解説しています。

体重が減っていなくても「身体が変わっている」ことがある

体重が減っていなくても「身体が変わっている」ことがある

パーソナルジムの結果を、

体重だけで判断する必要はありません。

実際の指導現場では、体重が大きく変わっていなくても、

見た目が変わった。

扱える重量が増えた。

長時間歩いても疲れにくくなった。

身体を動かせる範囲が広がった。

日常生活が楽になった。

といった変化が見られることがあります。

以前担当した方の中には、最初はほとんどの種目を自分の体重を使って行っていた方もいます。

そこから少しずつフォームを身につけ、扱える負荷が増えていきました。

体重そのものには大きな変化がなくても、見た目のボディラインには変化が現れました。

また、身体の動きに制限があった方がトレーニングを続ける中で、

「以前より長く歩いても疲れにくくなった」

と話してくださったケースもあります。

もちろん、これは個々のお客様の経験であり、すべての人に同じ変化が起こるという意味ではありません。

それでも、

体重計の数字だけがトレーニングの成果ではない

ということは覚えておいてほしいと思います。

1ヶ月変化がなければ、私は一度見直す

1ヶ月変化がなければ、私は一度見直す

私の場合、ひとつの目安として、

約1ヶ月

で一度トレーニング内容や進捗を確認します。

最初の数週間は、

身体の使い方を覚える。

トレーニングの動作に慣れる。

フォームを身につける。

という期間でもあります。

そこから、

今のメニューの延長線上で目標へ近づけそうか。

動きに制限がある場所はないか。

狙った部分へ適切に負荷をかけられているか。

などを確認します。

必要であれば、

種目を変える。

可動域を調整する。

重量を調整する。

身体の使い方からもう一度練習する。

というように内容を変更します。

私は、

まず動きの基礎を作り、そのあと少しずつ負荷を高める

という順番を大切にしています。

ただし、体重減少について「1ヶ月で結果が出なければ失敗」という意味ではありません。

体重変化には個人差があります。

1ヶ月という期間はあくまで、

「今やっていることを一度振り返るタイミング」

として考えています。 「パーソナルジムはどれくらい続ければ効果を実感できるの?」という方は、目的別の通う期間や効果を実感するまでの考え方についてこちらの記事で解説しています。

痩せない原因は「食べ過ぎ」ではなく、その一歩手前にあることも

痩せない原因は「食べ過ぎ」ではなく、その一歩手前にあることも

食事記録を見て、

「摂取量が多くなっていますね」

とわかることがあります。

でも、そこで終わってはいけません。

次に考えるのは、

「なぜ食べ過ぎているのか?」

です。

例えば、

朝昼をほとんど食べず、夕方になると猛烈にお腹が空く。

仕事のストレスが強い日に食べる量が増える。

睡眠不足の日に間食が増える。

飲み会になるといつも食事量が増える。

こうした「きっかけ」が隠れていることがあります。

単純に、

「食べる量を減らしましょう」

だけでは解決しないこともあるのです。

食べなさすぎて、夜に食欲が爆発する人もいる

食べなさすぎて、夜に食欲が爆発する人もいる

これは実際の指導でも見かけます。

「痩せたいから」と日中の食事を極端に減らす。

ところが夕方になると空腹が強くなり、

お菓子。

パン。

夕食。

さらに夜食。

と食事量が増えてしまう。

本人としては、

「今日も食べすぎてしまった」

と思います。

しかし、見るべきなのは夜だけではありません。

一日を通して、どんな食べ方をしていたのか

を確認する必要があります。

そんな場合には、日中の食事量や食事内容を見直し、極端な空腹を作らない方法を一緒に考えることがあります。

ダイエットは、

とにかく食べる量を少なくすればいいゲームではありません。

長く続けられる食生活を作ることが大切です。

外食や飲み会が多くても、ダイエットできないとは限らない

外食や飲み会が多くても、ダイエットできないとは限らない

仕事のお付き合い。

友人との食事。

家族との外食。

これらをすべてなくさなければ痩せられないわけではありません。

私はむしろ、

「これからも続く生活の中で、どう調整するか?」

を考えることが重要だと思っています。

例えば、

今日は飲み会だから昼食を少し調整する。

最初から飲む量を決めておく。

翌日から普段の食事に戻す。

周囲に「今少し身体づくりをしている」と伝えてみる。

方法はいくつもあります。

もちろん、

「今は減量を優先したい」

という時期なら、付き合いとの優先順位を考えることも必要です。

しかし、

人間関係を全部捨ててダイエットしてください

ということではありません。

目標と生活の両方を見ながら、続けられる方法を探します。 食事だけでなく、まず日常の活動量を増やしたい方は、運動不足を解消するために初心者が何から始めればいいのか、こちらの記事も参考にしてみてください。

パーソナルジムは「痩せさせてもらう場所」ではない

パーソナルジムは「痩せさせてもらう場所」ではない

私は、パーソナルジムの価値は、

トレーナーに痩せさせてもらうこと

ではないと思っています。

自分では気づかなかった原因を見つける。

正しい身体の使い方を覚える。

生活の中で変えられるところを探す。

うまくいかなければ方法を修正する。

そして、

自分に合った身体づくりの方法を少しずつ身につけていく。

その過程を一緒に進めることが、パーソナルトレーナーの役割だと考えています。

「自分にはダイエットが向いていない」と思っている方へ

「自分にはダイエットが向いていない」と思っている方へ

最後に、

「何度やっても痩せない」

「食事制限が続かない」

「自分にはダイエットが向いていない」

と思っている方へ。

少し、自分に求めているハードルが高すぎないでしょうか。

ダイエットは、数週間だけ我慢して終わるイベントではありません。

その先の人生でも続けられる生活を作っていくものだと、私は考えています。

食事制限が苦手なら、

「好きなものを一切食べない」

ではなく、

好きなものを楽しみながら全体を調整する方法

を考えてもいい。

料理を楽しめそうなら、

野菜や肉、魚、ご飯などを組み合わせ、彩りのある食事を作ることから始めてもいい。

歩くことが好きなら、

まずウォーキングから活動量を増やしてもいい。

完璧な方法を探す必要はありません。

大切なのは、

「自分なら何を続けられるだろう?」

と考えることです。

痩せない時期があるからといって、

あなたがダイエットに向いていないと決まったわけではありません。

今の方法が、今のあなたに合っていないだけかもしれない。

だったら、変えてみればいい。

記録する。

原因を探す。

ひとつ変える。

様子を見る。

また調整する。

その繰り返しです。

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人生に25分の習慣を。

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